盲目になるほど雁字搦め
舌を切り落とすだけじゃ足らないのよ
ありきたりな残像
なぞってさわってあいしてだいて
ただしく突き放す
瓦解するみたいにキス
奇跡みたいに、愛してる
ずるい笑いかた
繋がれたいのに
けがれないのは嘘
手を引いて詰ってよ
狂えない声帯
隷属だって甘いはず
ルーザーになりたい
夏の日の交情
ランドリーロマンス
泥に溺れても
レザルタンツみたいに絡めて
ほら心臓だって抉り出せる
同一線上のヴォカリーズ
鈍い血流じゃとどかない
死に損なっている
愛憎まがい
忘れ得ぬ色彩
清廉な情欲
だらしない目隠しで
ローズィーワールド、骨までたべてね
飢えた舌でパライソへ
ねえどうか、あなたの声で殺して。
(もしあなたがきずつけてくれるならどれほどにしあわせだろうね)

きずつけてあげる
淫らな未練
我慢しないでよ
忘れることすらできない
落下して落花
続きはワルツのあとで
手慰みの誘惑
空虚をかみしめるには
冷静に意味はない
累々と無言
殺せない交情
溶かしてとろけて
だのに僕を愛してくれない
獣みたいに抱いてね
いとけない涙
濃淡に似た指先
ルージュはキスで乱して
夜には骨もたべられる
うしろぐらく触れて
煮え切らない恋だったかな
熱だけでもうつしとれたら
画像を乱すわらいかた
強がることがへただね
手では足りないときみは言う
ルールを踏み越えて
(きみがわらってくれることだけいのるようにねがってる)

溶け落つる病
何もかもがきみなれば
侵蝕経路
心臓だけ置いてゆく
さよならはいつも片恋
張り詰めたあおい弦
朝が終わらなければいい
海にひろがる波紋
本能ごと喰らう
絡めた指を切り落とし
幾度アイラブユー
終わらずの輪廻
ひるがえる徒
錆びたナイフで胸を突く
罪の雨をこの身に受け
閉ざされない皮膚をいとおしむ
ひとり咎の道をゆく
穏やかにひとり
ひびわれ野ばら
かみさまのような涙
くるいそうな喉で
水面を揺らさないように
エリオットの幕切れ
深遠の向こうでさよなら
鮮やかなる闇
孤高でなければと暗示
ふるえるのはこの心臓
張り詰めた吐息
影を奪ってつれてゆく
愛と罰とを積み重ねて
知らないのは悪魔だけ
汗をたどりながら
衝動に涙する
その魔法の指先ひとつ
罪人ごっこと夢想
振り向かない空白
失望と呼ばれたきみ
皮膚をなくした
虚空まであまい
贖えと囁く
その輝きで貫いて