謎掛和尚 ( なぞかけおしょう )


長崎市の黒崎町(旧外海町)に伝わる怪。
謎かけ好きの和尚が、寺に立ち寄った六部の謎かけを解くことが出来ずにそのまま化け物と化したモノ。再び寺を訪れた六部が謎の答えを教えると、嬉しそうな顔をして消えていったという。
ちなみにこの時の謎かけというのが、囲炉裏の灰をかき混ぜながら「畝、かきたつるは?」と問うもの。答えは「磯の砂」だそうだが、正直私にはよくわからない。和尚は納得して成仏したようだが、私はどうやら成仏できそうにないようだ。
野寺坊(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)

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